Swift言語で定数を定義する方法を説明します。さまざまな値を直接ソースコードに記述せず、定数として定義してその情報にアクセスするのは良いプログラムを書くための定石です。
Swiftではグローバル定数、ファイルベースの定数、クラス定数などさまざまな定数を定義することが可能です。
定数の定義と使用
例えば以下のような定数をMyConstants.swiftに定義します。
import Foundation
let kConstantA = "定数A"
private let kConstantB = "定数B"
class MyClassConstants {
static let kConstantC = "定数C"
private let kConstantD = "定数D"
}
struct MyStructConstants {
static let kConstantE = "定数C"
private let kConstantF = "定数D"
}
利用する側のソースコードを編集する必要はありません。
以下のように定数を利用することができます。
class ViewController: UIViewController {
override func viewDidLoad() {
super.viewDidLoad()
print("定数A=\(kConstantA)")
// print("定数B=\(kConstantb)") //外部からアクセスできない
print("定数C=\(MyClassConstants.kConstantC)")
//print("定数D=\(MyClassConstants.kConstantD)") //外部からアクセスできない
print("定数E=\(MyStructConstants.kConstantE)")
//print("定数F=\(MyStructConstants.kConstantF)") //外部からアクセスできない
}
override func didReceiveMemoryWarning() {
super.didReceiveMemoryWarning()
}
}
他のオブジェクト指向プログラミング言語の定数定義の方法に慣れている方は、「static let」で定数を定義すると覚えておくと分かりやすいかもしれません。