Swift開発プロジェクトのTed Kremenek氏は3月29日(現地時間)、Swiftの最新版、Swift 4.1を正式に公開したことを発表しました(Swifg Blog)。
Swift 4.1は同時にリリースされたXcode 9.3の一部として提供されています。またUbuntu向けのパッケージもダウンロード可能です。
Swift 4.1はSwift 4.0とソースコードの互換性を持ちますが、それ以前のバージョンから移行する場合は、Xcode 9.3の移行ツールを利用してソースコードを変換することができます。
Swift 4.1の言語の改良点として以下のものがあげられています。
- SE-0143 条件付き適合
- SE-0157 関連タイプの再帰的制約をサポート
- SE-0185 EquatableとHashable適合性の合成
- SE-0187 Sequence.compactMap(_:)の導入
- SE-0188 標準ライブラリのインデックス型をHashableに
- SE-0191 コレクションからIndexDistanceを削除
その他ビルド環境の改良や、Swift 5で予定されているABI安定化に向けた変更、パッケージマネージャーの改善などさまざまな変更が行われています。